山田マサキと伊藤倭人と柊のぞむ！
＝最近読んだギャグ系BL漫画まとめ。
山田マサキ「嬉し恥ずかし・野戦訓練☆ オレのバルカンで逝け! 」うわー凄い臆面ない題…。インパクト第１位。
BLとは思えない山行描写とか、冷静に酸化炎に脚注つけてあるところとか、
お椀がoh!oneっていう小ネタとか、
扉絵の出オチ![メン・イン・ブラック（1枚組） [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51ywDyK7dsL._SL75_.jpg "メン・イン・ブラック（1枚組） [DVD]")
とか名古屋弁宇宙人とか、中身は全編ギャグの短編いっぱいで楽しい。
あとエロもいっぱい、半分ぐらいセックス描写。
同人でとくさつ描いてた方みたいだけど、もう商業には描いたりしないのかな？残念。一般誌に行けば吉本蜂矢の後を継げるほどの逸材だと思うのにー。
伊藤倭人「ロボ色に染まれ!」
天才ゆえに世間ずれしてない若い博士とそのロボット。初心な博士と恥ずかしいという概念のないロボットで、一話一話がどたばたコメディ調。かわいい。話の設定も隅々までちゃんとしてて、作者さんがプログラミングとか機械系詳しいのかな？と思わせる。
柊のぞむ「いじっぱり遊劇隊!」
うえお…とか言ってしまうところが面白い。この人っておやじな！
の人かー、すっきりしたかわいい絵柄でラブコメにぴったり。表題の話は、いじっぱり小猿ヤンキーと調子のいいゴリラ。他の収録の話では、事故の後遺症で目が見えにくくなった人と高校生がじわじわ仲良くなる話が印象に残った。
門井はがちと松本ケンタロウと秋山こいととヤマシタトモコ
＝シリアス系BL漫画まとめ。
門井はがち「赤い河」。
あー赤い河って、三途の川が血の色してるってことなんだろうか。天涯孤独の兄弟の話。近親をリアル目に描くと暗くなるの必然なのかな、恋風みたいな。他に収録されてる話も、ほんとは寂しいのだと吐露したり、ハッピーエンドでもどこかしんみり感漂う、渋い一冊。
松本ケンタロウ「Clean a Wound」。
たった一人の家族であった双子の弟の死を受け入れられず、復讐に走る兄。それをなんとかしたいと計画練る作家。うーんこれはパターナルな感じ…、お膳立てでトラウマ回復させてしまいに愛を獲得してという。幸せならいいんだけど何か腑に落ちない。この人ってウェブ漫画描いてた人？かーちゃーん縄持ってきてーっていう。違うか？
秋山こいと「水棲サミット」。
すごくいいタイトル、題だけで80点は取れる！（何の）
水泳部の、親しかった二人が、悩みながらも付き合ってく話。心理描写がしっかりしてて、怖いと好きと不安と心配との間をぐるぐるする気持ちがよく伝わってくる。絵は何かに似てると思ったらウルティモだ！目の潤み具合とか。これはお勧め一冊。
ヤマシタトモコ「恋の話がしたい」「タッチ・ミー・アゲイン」。
これを読んで私は彼氏が出来ました（実話）。まいった 好きな人に好かれるということがこれだけ…というモノローグ読むと、非常に誰かと付き合いたい気分になる。でも初めこの扉絵みて高校生の話かと思ったら全然違った。純真なアラサーだった。
こっちはおしおまなぶ…と思いながら読んでいた、なんでだろ？ずっと好きだったけどお互い黙っていた二人の均衡が崩れそうな話。ヤマシタトモコはネットで毀誉褒貶激しいけど、実は皆この黄金期が忘れられなくて叩いてるんではと思うほどに、初期はいいと思う。
イケメンヤンキー漫画とイケメン漫画とヤンキー漫画
数あるヤンキー漫画、絵が美麗ツートップは
シュガーレスと
ミツマルだと思う。シュガーレスはマジなんだかギャグなんだか分からん間が面白いし、ミツマルは特殊能力でちょっとヒネりがある。イケメンいっぱい…。
これ打ち切りなったん？曇天・プリズム・ソーラーカー
。貧しい家庭環境でひねてしまいそうな若者が大学のソーラーカーチームに加わることになり、成長していく話（のはず）
夢が急に手の届くとこに表れて戸惑う若者、いまも引きずる過去を告白するヒロイン、といったぐっとくるシーンもありつつ、本筋に関係ないとこに注目。大学のゼミの佐伯教授！村田雄介のイケメン絵！もはや完全に見るとこ間違ってる。
あとヤンキー漫画というか、ヤンキーとかショタとかインターネットミームとかをパロったギャグ漫画。しょたせん
。
帯に「伊藤文學氏驚愕 ヤマジュンの再来か！」とあって、これが再来ならヤマジュンが泣くぜと思ったが、伊藤氏のブログ読む限り、なんか本意ではないようで安心した。中身は、好き嫌い分かれそうなパロディづくし。なぜか見た目ショタの先生に目覚めかけるヤンキー生徒が、他校のヤンキーに誤解されたりしつつのし上がっていく？という。ネットスラング一通り笑える人は結構楽しめると思う。
身を…捧げるゥゥゥ！？先生がかわいい…。
