年度末・BL10冊今さらのまとめ、同人など

  • 見栄張りあってすれ違い (Canna Comics)

「見栄張りあってすれ違い」ゆくえ萌葱。

全体にコメディ調で楽しく読めた。昔なじみの二人と、会社内の二人の話。いやしかし、お見合いの話あるんだーと言ったら、頬張られてキスされてけじめつけろと言われたら、どう考えても自分への告白だと思うよね…?目の書き込みがなくて黒点なところが好き。カバー裏も笑いに徹してておもろい。ぎんたまとにんたまの方。表紙の人もそのように見えてくるような。

  • 要するに好き! (POE BACKS Babyコミックス)

「要するに好き!」 越谷みなみ。

ウェブでちょっと怖い話書いてる人だよね?見覚えが。甘いはずがどことなくにじみ出る鬼畜感、ヤンデレ感…不穏な空気は持ち味か。ケーキ屋さんと常連リーマンの話がほのぼので救われた気がする。

  • どうしても触れたくない (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 26)

「どうしても触れたくない」ヨネダコウ。

シーリアス!シーリアス!シリアス派傑作との呼び声高い本作。暗い過去持った同士が、優しくしたいのに傷つけてる、なんでこうなってしまう…っていうのに心打たれる。シリアスが得意、得意と言うと語弊あるかもだけど、感情の針をそっちに振りたい作者さんなのだと思った。gttt出してくれたら絶対買います!→買った!

  • おいてけぼりブルース (バンブー・コミックス 麗人セレクション)

「おいてけぼりブルース」ユキムラ。

表題作が、短編かくあるべしみたいな構成でよかった。
好きなのは自分だけじゃないかという疑念が拭えぬリーマンの話。「嬉しい」という言葉を一回ずつ攻と受が別々のシーンで口にするのが巧み。
表題英訳が添えられててstill got the blues。このタイトル付けた人気が利いてるなー!
絵的に家庭教師かなというのは分かるけど、最近見てたジャンルで凄い上手い人がユキムラ氏と知り驚き。意外に気づかないものだ。完全に別名義で活動されてるんだねー。

  • 真実のキミを捕まえたい ?of montage? (ミリオンコミックス Hertz Series 109)

「真実のキミを捕まえたい 〜of montage〜」鳥ノ海ユミ。
すっごい期待して買いました、かなり独特で面白かった。
とある高校を舞台にした話。青春とは一線画す、非常に観念的な愛についての会話、3コマで終わるセックス、オフビートな話運びが非常に特異。

これクライマックスらへんなんだけどこの淡々さ加減!あと双子兄弟がかわいかった。

  • 鮫島くんと笹原くん (マーブルコミックス)

「鮫島くんと笹原くん」腰乃。
いやいや、これ鮫島君初めと中盤以降でキャラ変わりすぎやろ…。心情変化描写かもしれないけど、難点。
服の上に描かれたサメのバシャバシャで感情表現ていうのは上手い!あと3連コマが印象的でいい。



こういう話で思うのは、まさに好意の返報性だなーということ、
飴色パラドックス (1) (ディアプラス・コミックス)(飴色パラドックス・夏目イサク)とかもそうだったよね。
1自分を好きになった人を、2好きになる。

  • ステイルメイト (BLコミックシリーズ)

「ステイルメイト」青山十三。

実録!擬人化講座が笑った。述…この発想は…金取ってもいいレベル…(いや取ってるんだけど)
メーンの話もデイトレーダーリーマン・ショックで痛手、というある意味で実録あり。叔父と甥、チェス、素材はよかったけどもっとチェスが話に出てくればよかったかな。

  • まさかこれが恋なんて (花音コミックス)

「まさかこれが恋なんて」白桃ノリコ。

白桃ノリコといえば垂れ目!タレ目攻といえば白桃ノリコ!垂れ目好きには大変いいですなー。

  • 夜中に台所で (アクアコミックス) (オークラコミックス)

「夜中に台所で」せのおあき。

谷川俊太郎かよ!!こういう、文学作品や曲の題名から題をとるってドキドキもんじゃないか。
絵はすっきりと見やすく話もあっさり読みやすかった。

  • 雪とキス (マーブルコミックス)

「雪とキス」松尾フク子。


ちょっと古いのも入ってて、ノリに時代を感じた。でも上手い。
けども高校生の考えることはそう変わらないのかな。なかなかどっちも好きといいづらいとことか。かわいいというかかわいらしい。