草間さかえ「夢見る星座」腰から背中に北斗七星

夢見る星座 (ビーボーイコミックス)

夢見る星座 (ビーボーイコミックス)

草間さかえ「夢見る星座」。BL。短編5つ=ほくろが気になってる上司、体調不良で行った保健室にいる先輩、記憶喪失んなってた小学校の委員長と再会、借家に入り込んでた因縁の探偵、ちょっかいかけてくる大学の同級生。

うーん「好き」に至る過程がないから話が短い。人を好きになるのに理由はないんだなってまとめてしまえばそれまでなのだが。でも泣いたり、困ったり、どこか傷ついてる人間を広い度量で包むという構図は全体に共通していて、萌えっていうよりは安心、癒しかな。精神ふんわり洗剤、みたいなことを、ロバート・フルガムという人がエッセーの中で言ってたのだが攻めがそんな感じ。

コップ一杯の水に粉末を溶かして飲むだけで人間の洗濯ができる洗剤があったらいいと思う。生活の垢が落ちて、心がしなやかになるだけでなく、これには内臓を保護して消化を助ける成分や、肌が黄ばんで皺になることを防ぐ成分が入っている。皮膚の色つやも良くなる。人間がふっくらと暖かく洗い上がる洗剤だ。
人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ (河出文庫)*1

今日のメガネ:メガネが一杯*2。これでもメガネばかりにならないようカモフラージュしたと筆者。
  

*1:部分抜粋。このあとのオチがまたいいのだが今回は略

*2:皆別人です