エンターブレインの白い表紙漫画3冊

アンギャマン リアル遠足伊勢巡礼編

アンギャマン リアル遠足伊勢巡礼編

左剛蔵「アンギャマン」。この人はウェブで旅日記漫画を描いてる方で、ちょくちょく読んでたのだが、本になってたとは驚き。この本は大阪から伊勢までの旅の記録。

いやー紀伊半島横断か、結構な距離歩くんだね、しかも野宿だし。

こんな感じで写真と漫画のミックス。目玉の親父が布被ったようなこの謎の生き物と会話しつつ旅が進む。ほんとは一人旅なんだろううけど、こうやってツッコミ役の連れを設定することで、説明も会話調になり読みやすくなってる。同行二人という言葉があるが、これもそういうことなんだろうな、心的対話が具現化というか。銀シートを持ってると不審者感が軽減されるっていうエピソードが何か印象深い。自分も機会があればそうしよう。あと神社仏閣で帽子脱いでるのが礼儀正しくて好感。

乱と灰色の世界 1巻 (BEAM COMIX)

乱と灰色の世界 1巻 (BEAM COMIX)

入江亜季乱と灰色の世界」1巻。魔法使いの娘の乱、ぶかぶかの靴を履くと靴に合わせて体が成長する。頭脳は子供、体は大人!
before
after
↑右は乱の兄。この人の絵、一昔前風で好きなんだけど、人物設定は群青学舎群青学舎 四巻 (BEAM COMIX)と同じで、gifted達が何の疑いもなくその能力や恵まれた環境を享受してるというとこが、どうも疑問。絵は好きなんだけど。もうちょっと葛藤があってもいいんではないかという気はする。

不思議飴玉 増量版 (ビーズラビーコミックス)

不思議飴玉 増量版 (ビーズラビーコミックス)

ユキムラ「不思議飴玉・増量版」。BL。04年にビブロスから出したやつの補完版みたい。エンボス加工っていうのか、表紙デザインがいいよねえと思ったら装丁は名和田耕平デザイン事務所だった。
短編4つの中のひとつ、水族館の飼育員が、死んだアロワナの生まれ変わり?と遭遇。

アロワナっていうのが斬新。しかもかわいいっていう。しかしアロワナは別のアロワナが好きなのであった…。