惣本蒼「呪街」3巻、呪い呪われ、恨み恨まれ

呪街(3) (アフタヌーンKC)

呪街(3) (アフタヌーンKC)

惣本蒼「呪街」3巻。

ただそこに存在するだけで、ただそうと願うだけで、人を殺傷せしめる力、呪力。超能力とも違う、ただ人間を害するための呪力は生まれながらに、あるいは突然なんの脈絡もなく発症する。呪力を発症した人間は、社会に致命的な害を与えるので、行政の方針で地図にない街・月ノ見村、通称「呪街」へ集められる。そこでは呪力者同士の戦いが繰り広げられ、今日も新しい呪力者が訪れる。これは、笠音(かさね)と優愛菜(ゆあな)、2人の少女の呪力者を中心に呪力者たちの戦いを描いた物語である!

説明がめんどかった為アフタヌーンの紹介ページから取ってきた。呪力でコキャッと首を捻ったりするようなサイコバトル。絵柄はヘタウマで味があって好き。
村で既に戦う笠音と真魚のターンと、

村に向かう優愛菜と火詠のターン

が交互に展開される。

皆家族を失った過去を持ち、話のトーンはシリアスなのだが、その中でこの2組の絆が村の中の血で血を洗う覇権争いとどう絡んでくのか?やっとエンジンがかかってきたような気がするので次巻も要注目。意図する/しないに関わらず「親殺し」というのが通奏低音か。それにしても作者の情報が全然ないな…アフタでは風呂前有も全然なかったのを思い出した。