生徒会長にヨロシク
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絡んでないツーショットを探すのに苦労したぜ…。
二人とも柔道部、どこかヌケた生徒会長と美人でイラちの副会長がいったりきたりしつつ進む話。ストーカー、巻き添えくらった怪我で入院、リンチ、拉致、家庭内不和、幼少の視姦トラウマ、と周囲は不穏な話運びなのだが、恋愛の過程に影を落とさないというかそれを逆バネにして絆を深めてるのが上手な展開、ギャグもしょっちゅう織り交ぜするっと読める。しかしその影のほうの話は筋が右往左往しがち、初め出てきたストーカーはどこへ?話しつけるために呼び出したはずなのになぜか呼び出された格好に?など深く追求したら駄目な気がする伏線もちらほら。でも気にしない。気にしない。
こうやって、点々で会話つなぐ場面が多いのだが、その沈黙はただの静寂でなく、例えばここでは、問い詰めてたのをぐっとこらえて思い直して、どうしたらこの人に自分の思いが伝わるか、今一度言葉を選ぼうとしている、人間の自省と成長というのが描かれてる。こういうとこが好み。お互い一生懸命になって学んでいくというのは人の心を打つものですな。そういう意味で年下という設定はなんとも有効。続きはどうなる?生徒会長であることとか、柔道部であることとか、をもっと描いてくれるといいね。希望。エロはきっと希望しなくても描いてくれる。
絵柄はデフォルメが超かわいらしい、これはカバー折り返し
今日の三白眼:大学柔道部の橋場さん、改悛の情を見せるのシーン、進むだけでなく引いて自分を見られるというのもまた成長の証か