コミック1巻にチャレンジ3選

ポコとあそぼう 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

ポコとあそぼう 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

D.P「ポコとあそぼう」1巻。人間型ペットのポコがひたすらご主人に迷惑をかける話。ストーリーはそれだけ。ハートフルでも何でもない、むかつくほどの稚気をよく描いてるな。それでも絆が見えるのは手のかかる子ほどかわいいということか。


こういう成人型ポコがもっと出ていちゃいちゃ方面に発展するかと思いきや成長バージョンは1、2コマだけでした。見たければこっちポコのお仕事 (Xコミックス)を買えということですな〜。


東京お侍ランド 1 (ビッグコミックススペシャル)

東京お侍ランド 1 (ビッグコミックススペシャル)

世相とミックスさせることで歴史上の偉人は卑俗にもなれる!ほりのぶゆき「東京お侍ランド」1巻。ユーモアというよりブラックジョークだった。期待してたが超笑えるって程ではなかったなあ。生ものの時事ネタが多いとやっぱり傷むのも早いな。

あのときのデブ!


浅井蓮次+「戦闘城塞マスラヲ」1巻。ラノベの設定は好きだけど、文体は全般に3行読んで虫唾が走るたちなので避けるようにしてるのだが、漫画は原作の語りが絵になってれば関係なく読める。これは社会に馴染めずじまいの男子と擬人化ウィルスがタッグを組んで戦う話。主人公はダメダメ人間のままで、自分ルールに相手を巻き込みコマしていくというのが現代の戦士というところか、涙と汗の成長譚なんていらないのなあと感慨深かったりする。目つきが悪すぎて社会不適合、っていう設定だってそうだ、容姿が醜いというのは主人公には不適だし、なにより読者の心にキツい、そこで肉体的蔑み要素としての「目つきの悪さ」を持ってくるわけか、眼の付け所が上手いなあ、容易に武器に転化できるわけだしな、眼光鋭いとか言って。

こういうこまごましたところが面白かった。

ヒロインのウィルス、ウィル子。ウィルコといえばこれですか。ウィルコ(ジ・アルバム)