門井はがちと松本ケンタロウと秋山こいととヤマシタトモコ
=シリアス系BL漫画まとめ。
あー赤い河って、三途の川が血の色してるってことなんだろうか。天涯孤独の兄弟の話。近親をリアル目に描くと暗くなるの必然なのかな、恋風みたいな。他に収録されてる話も、ほんとは寂しいのだと吐露したり、ハッピーエンドでもどこかしんみり感漂う、渋い一冊。
たった一人の家族であった双子の弟の死を受け入れられず、復讐に走る兄。それをなんとかしたいと計画練る作家。うーんこれはパターナルな感じ…、お膳立てでトラウマ回復させてしまいに愛を獲得してという。幸せならいいんだけど何か腑に落ちない。この人ってウェブ漫画描いてた人?かーちゃーん縄持ってきてーっていう。違うか?
すごくいいタイトル、題だけで80点は取れる!(何の)
水泳部の、親しかった二人が、悩みながらも付き合ってく話。心理描写がしっかりしてて、怖いと好きと不安と心配との間をぐるぐるする気持ちがよく伝わってくる。絵は何かに似てると思ったらウルティモだ!目の潤み具合とか。これはお勧め一冊。
- ヤマシタトモコ「恋の話がしたい」「タッチ・ミー・アゲイン」。
これを読んで私は彼氏が出来ました(実話)。まいった 好きな人に好かれるということがこれだけ…というモノローグ読むと、非常に誰かと付き合いたい気分になる。でも初めこの扉絵みて高校生の話かと思ったら全然違った。純真なアラサーだった。
こっちはおしおまなぶ…と思いながら読んでいた、なんでだろ?ずっと好きだったけどお互い黙っていた二人の均衡が崩れそうな話。ヤマシタトモコはネットで毀誉褒貶激しいけど、実は皆この黄金期が忘れられなくて叩いてるんではと思うほどに、初期はいいと思う。