朱鱶マサムネ「ネリヤカナヤ ―水滸異聞―」1巻、ビジュアル化の功罪
- 作者: 朱鱶マサムネ
- 出版社/メーカー: メディアックス
- 発売日: 2008/07/07
- メディア: コミック
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- 舞台:北宋(960〜1127年)時代末期※成立時期は1500年代
- 作者:施耐庵(+羅貫中説もあり
- 内容:108人の好漢が梁山泊に集まって、国を救うため活躍。
- あらすじ:108の魔星の封印解いちゃった→徽宗の治世、奸臣が我が物顔、許せん!→108人の英雄、さまざまなバトルを経て梁山泊に集ったり集わなかったり→梁山泊メンバーが晴れて官軍になったよー、でもそれってどうなの→三々五々→108星みな天に帰る。(こんな感じ?原作読まないとなあ…)
- その他:これと「三国志演義」「西遊記」「金瓶梅」で中国四大奇書。
戻って本作、「イケメン水滸異聞」という触れ込み?にたがわずこんな感じ。
林冲魯智深周通李忠
解珍・解宝孫立
孫新楽和
周通に迫られる劉大公と娘
主人公は林冲で、不正許せぬ正義漢なのが物語の主役に似合っている。アクションバトルも結構多いけど絵が見やすくていいね。人物描写は、作者が水滸伝好きなんだなというのがよく分かるような書き方。もともと同人誌だったらしいし登場人物に思い入れあるのも当然か。これを機に原作を手にとるという点でとっかかりによいと思う。そういえば去年あたりからちょっと漫画で水滸創作系が出てきてたな 、いつだって歴史ブームは再燃するな。先に漫画読んでしまうとイメージ固まってしまうからなあ、それが罪と言えば罪ではあるがそれは自分のせいか。
今ちょっと調べてみたらネリヤカナヤは奄美の方言で楽園という意味、じゃあ梁山泊=ネリヤカナヤということか。水滸伝の英訳では梁山泊=「エデン」らしいし。